こんにちは、あさのっち(@asanocchi_poke)と申す者です。
S22お疲れ様でした。今回長年目標にしてきたレート2000を達成することができたので、構築記事を執筆させていただきます。
どうか最後まで読んでいただけると嬉しいです。
・使用構築
(需要があるか分かりませんが、もしレンタル試したい方がいらっしゃいましたら、ツイッターにDMいただければお渡しします。)
・S22最終順位
TNこすみ 最終306位(レート2001)
・本構築を組む事にあたっての経緯
S21もオーガナットサンダーを使用しており、結果は目標に及ばなかったものの感触は悪くなかったので、引き続きS22もこの軸を使用することに決めた。ポケモン上達についての様々な記事を読んでいた際に、ポケモンの強いとある有名な2名の方の記事に共通して「同じ構築を使い続けて構築の練度や理解度を高める」ことの重要性が書かれているのを拝見し、感銘を受けたことがある。そのため、前期使用した軸を大きくは変えずに、構築や立ち回りに微調整を加えながら、構築の練度や理解度を高め戦っていくことが目標達成の1番の近道だと考えた。
・構築のコンセプト
オーガナットサンダーでがんばる。(CONMAI)
・個体解説
性 格:臆病
特 性:雨降らし
持ち物:拘りスカーフ
実数値:175ー×ー111(4)ー202(252)ー160ー156(252)
技構成:潮吹き/熱湯/雷/冷凍ビーム
一週回って環境に刺さっていたポケモン。前期結果を残したオーガは眼鏡がほとんどであったためか、スカーフの警戒が薄れていたように感じる。シーズン終盤にカイオーガ軸が急激に増え、それに対する解答としてトリトドンが環境に増えたため少し通りが悪くなったが、シーズンを通して本当に活躍してくれた。眼鏡やチョッキ等も試してみたが、個人的にはザシアンや黒バドの上からも一方的に高火力を押しつけてしばくことができるスカーフオーガの性能が一番使いやすく、自分にあっていた。忘れられているかもしれないが、対面性能は間違いなくスカーフが一番高い。
サンダー
性 格:図太い
特 性:静電気
持ち物:ゴツゴツメット
実数値:197(252)ー×ー150(252)ー146(4)ー110ー120
技構成:暴風/ボルトチェンジ/電磁波/羽休め
カイオーガと抜群の相性補完を誇るHBサンダー。カイオーガの苦手なゴリランダー、悪水両ウーラオス等が主な役割対象。受かっていないザシアン後投げをし、静電気の上振れワンチャンを狙いながらゴツメのダメージを入れ、希にいたオーガ潮吹き耐え調整のHDザシアンを確実に潮吹き圏内に入れる動きも時には取った。雨時の必中暴風、ボルチェンによる対面操作、電磁波によるサポート、HP管理のできる羽休めと本当に全てが強く、構築に無くてはならない存在であった。Sに60振って準足ウオノラゴン抜きにすることも検討したが、微妙に耐久が落ちることを嫌ったのと、サンダーミラーで下からボルチェンを打つ機会を増やしたかったので、HB振り切りのまま使用した。
(本当は努力値の振り直しが面倒くさかったとかそうでないとか)
性 格:腕白
特 性:鉄の棘
持ち物:食べ残し
実数値:181(252)ー114ー200(244)ー×ー136ー42(12)
技構成:パワーウィップ/ボディプレス/鉄壁/宿り木の種
普通のHBベースの鉄壁ボディプナットレイ。オーガ軸に入っているナットレイでHDにしている個体も見受けられるが、どうせ相手の眼鏡オーガは受からないので、個人的にはオーガの苦手なゴリランダーや相手のナットレイ等に強く出られるHBにし得だと考えている。構築単位で壁ゼルネアス構築がキツいので、少しでもあらがえるようになるHAベースのヨプの実ナットレイも検討したが、最終的には一番汎用性のあるこの型を使い続けた。ジャイロボールが欲しい場面も多かったが、構築で草技を打てるのがこのポケモンしかいなかったので、切る技がなかった。最終日に身代わりトリトドンにTODをしかけられてぎりぎり負けてしまった試合があったので、パワーウィップではなく、タネマシンガンを採用してもいいかもしれない。
エースバーン
性 格:陽気
特 性:リベロ
持ち物:気合いの襷
実数値:155ー168(252)ー95ー×ー96(4)ー188(252)
技構成:火炎ボール/跳び膝蹴り/ダストシュート/不意打ち
本構築のMVP。このポケモンの出来次第で勝負の大半が決まると言っても過言では無い。先発において様子見兼荒しを担当してもらうことが多かった。大半の相手は、トリトドンやガマゲロゲ等の貯水組や万能傘ハピナス等オーガを完全に無力化できるポケモンが裏に控えている時を除いては、オーガに隙を見せないポケモン(ゴリランダー、ウオノラゴン、HDワイボ持ちザシアン等)を初手に出してくることが多かったので、初手でいきなり有利対面になり荒らしていける試合が多かった。遅いHAザシアンが流行していたのも追い風だった。前述したオーガを無力化できるポケモンが裏にいそうにない場合に初手に出てくるランドロスやサンダーはスカーフもしくは襷等の行動保証があると思ってほぼ間違いはない。今期は重要な場面で技を外すことがあまりなく、最終日レート19帯で2度3縦を決めてくれた最高のポケモン。命中不安がつきもののポケモンであり、心臓が何度か止まったが(成仏定期)、それでも使う価値のあるポケモンだったと思う。
霊獣ランドロス※最終日2日前まで使用。
性 格:腕白
特 性:威嚇
持ち物:オボンの実
実数値:196(252)ー165ー156(252)ー×ー100ー112(4)
本構築の電気無効枠。電気の一貫を切りたい場合や、ステロを撒いてのサイクル戦をしかけたい場合、ザシアンに選出を厚くしたい場面などに投げた。サンダーと役割が被ってしまうことが多く、正直あまり選出の機会は多くなかった。氷の牙を採用しているザシアンも多く、後半はランドロスではザシアンを見ることができなかった。それでも選出をして完全に腐る試合は無かったので、さすがの性能の高さを感じた。
ガブリアス※最終日使用。
性 格:陽気
特 性:鮫肌
持ち物:ハバンの実
実数値:183ー182(252)ー116(4)ー×ー105ー169(252)
技構成:スケイルショット/地震/岩雪崩/剣の舞
少し珍しい木の実を持ったガブリアス。私自身ドラゴン技半減実の名前を初めて知ったし、そもそもこの木の実を持っていなかったので、最終日19:30頃にワイルドエリア逆鱗の湖に木を揺すりにいった。実は最終日前までに使用していた構築は、ヒヒダルマやランドロス等ムゲンダイナに強そうな見た目をしていながら、火力が無かったり遅かったりして、アタッカー・みがまも陰キャ型問わず、誰も対面から勝てるポケモンがいないという欠陥を抱えていた。そこでどうにか電気の一貫を切りながら、自身で崩しも行えて、かつムゲンダイナに勝てる可能性のあるポケモンを探していたところ、このポケモンを思いついた。最終日2日前、最後のこの枠が決まらずにレートが伸び悩んでいた際に、べいーさんからお声がけいただき、構築をお借りして何試合か回させていただいた。(本当にありがとうございます。)その際に襷ガブリアスの使用感が非常に良かったということが、最後にこのポケモンを採用する大きなきっかけとなった。襷は絶対的な信頼を置くエースバーンが既に持っていたので、自分の構築に合うようにピースを考えた結果、このガブリアスが爆誕した。汎用性を考えるなら襷やラムの実、オボンの実等を持たせた方が絶対に強いが、自分の構築には半減実が合っていたと思う。お陰で最後レートを伸ばすことができた。そしてこのガブリアス、親名を見ていただけると分かると思うが、リホウさん主催の仲間大会である「芋煮杯」で入賞した際にいただいた、親名リホウさんのガブリアスである。私のレート2000達成はリホウさんのご加護もあってのことだと思う。リホウさんガブ最強!リホウさんガブ最強!
ヒヒダルマ(ガラルの姿)
性 格:意地っ張り
特 性:五里霧中
持ち物:拘り鉢巻
実数値:180ー211(252)ー75ー×ー76(4)ー147(252)
主に受けループや、中速・低速サイクル相手に出す。普通の鉢巻ダルマなので特に語ることもないが、凄まじい火力と広い技範囲が優秀で癖になった。相手がカイオーガを受けるポケモンに交代するのに合わせて上手くこのポケモンを降臨させることができたり、サンダーのボルチェンから無傷で着地させられたりすると、一瞬で相手のサイクルを破壊することができる。選出できる試合は限られたが、無難に強かった。たまに「自分スカーフっす。」みたいな顔押して適当に突っ込んでごめんなさい。
・基本選出(例)
エースバーン+カイオーガ@1 どの軸を相手にするにしてもこれが一番多かった。
VSザシアン軸
基本的にザシアンにはそんなに薄くない構築なので、取り巻きのウオノラゴン等に気をつければそこまで不利をとらない。
VS黒バド軸
→エースバーン+カイオーガ+地面枠
基本的には、五分以上には戦える。相手の電気枠(特にスカーフコケコが多い)に、ボルチェン等でサイクルを回されないように注意することと、黒バドに隙を見せないように立ち回ることが大切。エスバ、黒バド対面は基本的には襷が残っていれば火炎ボール、襷が削れていれば不意打ちを選択するが、時には最初から不意打ちを選択する勇気も必要。案外最初から不意打ちが通ってワンパンできた試合も多いし、身代わり等を持っていたとしても補助技が2つ以上採用されていなければ、不意打ち連打で身代わりまでは割れることが多い。(→オーガの潮吹き圏内に入る。)宿り木の種+身代わり黒バドやスカーフ黒バドとかいう別競技やっとるやつは知らん。
VSオーガミラー
五分ぐらいの勝負。展開によるが、相手のオーガをどこまで先に削れるかがカギ。エスバで先に荒らせた試合は勝率が高かった。相手にも耐久サンダーが裏に控えていることが多いので、初手のエスバ、オーガ対面は膝を迂闊に選択してはいけない。勇気を持ってダストシュートを当てましょう。
VSアタッカーダイナ軸
元々の構築では対面から勝てるポケモンがおらず勝率が悪かった。ガブリアスが入ってからは少しあらがえるようになったが、基本的にあまり得意な構築ではない。サンダー対面相手はダイナに引いてくれることが多かったので、交代読みで電磁波を入れられれば一気に楽にはなった。後は誰かで半分ぐらい無理矢理削り、オーガで上からレイビを通してなんとか処理をしていた。
VSイベル軸
→サンダー+カイオーガ@1
あまり得意ではないが、上手く立ち回れば勝てないことも無い。勝率は五分五分ぐらいだったと思う。サンダーのHP管理が非常に大切。先にサンダーの電磁波でイベルタルに麻痺を入れられると大分楽になる。基本的にはサンダーを軸にボルチェンで組み立てながら上手くオーガを着地させ、相手に負荷をかけていく。
VS日ネク軸
圧倒的有利構築。相手視点キツいポケモンばかりのはずなので、そもそも日ネクが出てこないことの方が多い。取り巻きのポケモンに選出を厚くすれば、それなりの勝率は見込める。
VSグラードン軸
→エースバーン+カイオーガ+地面枠
圧倒的有利構築その2。エスバ+オーガがぶっ刺さってるので、取り巻きに気をつければそこまで苦労はしない。
VS受けル(ホウオウ軸、ダイナ軸共通)
→地面枠+サンダー+ヒヒダルマ
基本的にはダイナに隙を見せないように立ち回りながら、サンダーのボルチェンで対面操作をし、ヒヒダルマで一気に崩しにいく。相手がサンダーをダイナorラキハピのどちらで見ているかにもよるが、交代読みでダイナに電磁波を入れられれば一気に有利になる。
・重いポケモン・軸
VSホワイトキュレム軸
絶対に当たったらダメなやーつ。リアルに全敗している。当たったら泣きながら降参ボタンを押すことで対策をしていた。勝ち筋を追うとすれば、エスバを大事に扱っていくしかない。
VS壁ゼルネ軸
対策を切り気味なので、基本的にはジオコンを積まれてしまうとかなり厳しい。エスバの襷を大事にしながら、どれだけダストシュートを当てられ続けるかのゲームになる。当然、勝率は良くない。
物理も特殊も堅くて、なかなか倒せない。ナットが熱湯で焼かれたらかなり厳しくなる。
エスバの火炎ボールを3耐えされて、その間ばちこり仕事をされて泣いた。オーガやサンダーでもミラコがあると勝てないため、相当厳しかった。
オーガ軸の宿命だが、キツい。熱湯ですぐに焼かれなければ、ナットレイでなんとかなるし、上手くダルマを合わせられれば逆に相手は受かっていないので、立ち回り次第ではなんとかなった。
その他諸々。
・感想
USUMの後半からポケモンのガチ対戦を始め、約3年ほどかかりようやく目標にしてきたレート2000を達成することができました。レート1800に達するまで1年、そこから1900に達するまで更に1年、そして2000に到達するまでには更に1年と2ヶ月の年月を要しました。ライバルに先を越されて悔しい思いもしてきましたが、諦めずに挑戦を続けてきて本当に良かったです。今後もまた新しい目標を設定し、ポケモン対戦を続けていきたいと思います。
・ Special Thanks!
最終日2日前に、構築を貸していただいたべいーさん。
3年前に私にポケモンを教えてくれたリア友の汞君。
S21構築記事を残して頂いた皆様。一通り皆様の構築記事には目を通し、勉強させていただきました。特にオーガ軸で結果を残された方の記事はじっくり何回も読ませていただきました。
Twitterに応援や励まし、祝福、いいねを頂いた沢山の皆様。書き切れないので一人一人名前を挙げるのは省略させていただきますが、本当にいつも励みになっております。ありがとうございます。
シーズン中マッチングした皆様。沢山のFFさんと前期マッチングいたしました。
本当に私一人の力では目標達成には至らなかったと思います。関わって頂いた全ての方に感謝です!ありがとうございました!
その他質問、感想、ご意見等ありましたらツイッターのDM(@asanocchi_poke)までご連絡ください!